フリーターだったＢさん（30代、男性）の場合－2

それも踏まえた上でもう一度リーディングしてみると、
Ｂさんは自分の意思で経理の勉強を選んだと思っているようですが、
Ｂさんの魂がそれを望んでいないことが伝わってきました。
どうやら、誰かの刷り込みから、経理の資格を取ろうと決断したみたいです。
「では、Ｂさんの魂は何をしたいのか？」と感じてみると、
「人のために何かをしてあげたい」というものが伝わってきました。

そこで僕はＢさんにこう伝えました。
「リーディングしてみるとあなたの魂は、経理の資格を取ることを嬉しいとは思っていないようですから、
自分は怠け者だと責めないで許してあげてくださいね！
それから、本当は望んでいないのに経理の勉強を選んだということは、誰かにそうするように言われたようなことはなかったですか？」
そう言われたＢさんはすぐには思い出せないようでしたが、
少し時間が経ってから、何かひらめいたようでした。
「そういえば、高校生の時に、父親から『オマエはダメ人間だから何か一つくらい資格を取っておけ！』と言われたのを思い出しました」
ようやく少しずつほどけてきました。

Ｂさんにはさらに続けてこうお伝えしました。
「あなたの魂を感じていると、『人のために何かをしてあげたい！』というものが伝わってきますが、
今までの人生の中でそう感じたことはなかったですか？
実は、その中に天職や適職は入っているのですよ！」

人によっては「実はそうだったんです！」と納得されて、
そこから感動的なセッションに発展する場合もありますが、
Ｂさんの場合は思ってもなかったことを言われたようで、納得していないようでした。
そうしてこの日のセッションが終わりました。



それから半年ぐらい経って、
またＢさんがお越しになりました。
セッションを始めると、Ｂさんはこのように話し始めました。
「あの日、亜明弥さんに『人のために何かをしてあげたいと思っている』といわれて、
その時は何のことかよくわからなかったのですが、
中学や高校の頃に、お医者さんになりたいと思ったのを思い出しました。
でも、医学部に入るのは自分の学力ではものすごく勉強しないと無理なので、諦めて適当に大学に行ったんです」

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