なかなか恋人ができなかったAさん(20代、女性)の場合-3

今日の相談内容についてお伺いすると、
「気になる男性ができた」ということでした。
転勤で同じ職場に新しくやってこられた方のようでした。

リーディングしてみると、彼とは前世での縁もあるようです。
広い意味では「ソウルメイト」とも言えそうです。
でも、前世で縁があったからといって、絶対に今世で上手くいくというものではありませんし、
本当にその彼と結ばれることが、彼女にとって幸せなのかという別の問題もあります。

さらにリーディングを進めてみました。
そうすると、「子供を生む機械」のように扱われた女性の前世が見えてきました。
どうやら、1回目のリーディングよりも前の時代で、別の国のようです。
女性として大切にされなかった悲しみと、そこからくる男性に対する「許せない!」という気持ちが浮かび上がってきました。

リーディングが終わって、Aさんにそのことをお伝えしました。
女性として大切にされなかった悲しみについては納得されましたが、
男性を許せないと思っていることは受け入れたくないという「氣」が伝わってきました。
「私はそんなに意地悪な人間じゃない!」と、
口には出しませんでしたが、どうしても受け入れたくないようでした。

実は、このようなことは決して珍しくありません。
人は誰でも、「良い人でありたい」という気持ちを持っています。
ところが、自分の中で「この部分の自分は良くない」と感じると、
それを表に出さないように理性で抑え込もうとするのです。
そうすると、あたかも自分はその部分を克服できたかのように錯覚してしまうので、
「私は意地悪な人間かもしれないけど、そんな部分はすでに自分の中から消した!」という反応が返ってくるのです。

僕の経験上言えることですが、
こういう場合、受け入れようとしない彼女に無理矢理受け入れさせようとすると余計にこじれてしまいます。
この部分については時間の流れにゆだねることにして、
むしろ、「良い人でありたい」という思いが強くて、
自分に対して厳しくしすぎて心に柔軟さがなくなってしまっているものを、少しでもラクにできないかと感じました。

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